先日、院長の先輩がNHKにテレビ出演され、酸蝕歯についてお話されていました。
簡単ですが、内容をご紹介いたします。
「いつも食後に歯磨きをするけど最近歯がしみるようになった!」このような症状の方、いらっしゃいませんか?
普段コーラをよく飲む方は、コーラを大量に飲んだ後は歯の表面のエナメル質がコーラの酸により
一時的にやわらかくなります。
コーラを飲んだ後、すぐにかたい歯ブラシで磨くとエナメル質が削り取られやすく、歯が薄くなっていきます。
そうなると知覚過敏症状(冷たいものや熱いもので歯がしみる)がおこりやすくなってくるのです。
このような食事中の酸によるエナメル質の摩耗は酸蝕歯と呼ばれています。
<酸性になる飲み物の例>
コーラ、酢入りドリンク、ワイン、スポーツ飲料、レモンやグレープフルーツジュース ・・・などです。
では、飲食後はどのようにすればよいのでしょうか?
・水(アルカリ)を飲んで少し時間をおいてから歯磨きをする。
・30分~40分おいて唾液の力で歯の表面を修復させてから歯磨きをする。
・フッ素入りの歯磨き粉を使う
など、工夫をしてみてくださいとのことでした。
普段、何気なくとっているおいしい飲料も気づかないうちに歯をとかしてしまうのですね。
私たちも気をつけたいと思います!
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 7月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
- 2023年7月
- 2023年1月
- 2022年7月
- 2022年2月
- 2021年7月
- 2021年1月
- 2020年7月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年4月
- 2018年10月
- 2018年7月
- 2018年4月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年7月
- 2016年4月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年4月
- 2015年1月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年7月
- 2014年2月
- 2013年12月
- 2013年10月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2008年8月
- 2008年4月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2005年1月
- 2004年12月

千葉市美浜区、幕張ベイタウン矯正歯科です。
「ここに来てよかった!」そう思っていただくために…
「長い目で見てその方のためになる治療」を行います
千葉市美浜区打瀬2-1-2 グランパティオス公園西の街4-1F

‘予防歯科’ カテゴリーのアーカイブ
酸蝕歯について

『おやつについて』
こんにちは。
歯科衛生士の海保です。
当クリニックには、毎日たくさんのお子さんが来院されます。私たち歯科衛生士はお子さんや保護者の方々に、虫歯予防のための指導やアドバイスを行っています。
今日は子供達の大好きな「おやつ」についてお話しします。
お砂糖は口の中を酸性に傾ける一番の原因であり、むし歯菌の大好物でもあります。むし歯予防上、お砂糖を含んだ甘い食べ物は出来る限り遠ざけたいものですが、それはとても難しいことです。甘い食べ物を食べつつ、むし歯になりにくくするにはどうしたらいいか?
そんな時は、だらだら食べないこと、ともう一つ、組み合わせを考えてみましょう。組み合わせとは、食べ物と飲み物の組み合わせということです。
ケーキやクッキーなど甘い食べ物のときに飲み物はジュースという組み合わせにしていませんか?
実はジュースなど飲み物には私たちが思っているよりも、お砂糖がたくさん入っているんです!!
スティックシュガー1本(8g)を例にお砂糖の量を表してみると・・・
炭酸飲料 | 500ml | ・・・7本 |
オレンジジュース | 500ml | ・・・6本 |
野菜ジュース | 500ml | ・・・5本 |
カフェオレ | 500ml | ・・・5本 |
スポーツ飲料 | 500ml | ・・・4本 |
甘い食べ物のときには、麦茶・お茶・水などのお砂糖を含まない飲み物を、ジュースなどの甘い飲み物のときには、おせんべいなどの甘くない食べ物を組み合わせてみましょう。
また、子供にとって、おやつは「第四の食事」と言われています。おやつ=お菓子と考えずに1回の軽い食事と考え、チーズやナッツ、おにぎりや季節の野菜(ふかし芋など)といった食べ物も、おやつに積極的にとりいれるとよいでしょう。
これから暑い季節になり、頻繁に飲み物がほしくなりますね。
外で気軽に買って飲みがちな清涼飲料水の多くは、上記のスティックシュガーの例にもあるようにたくさんのお砂糖が含まれているので、だらだら飲みや飲み過ぎには気をつけましょう。
運動中に飲むスポーツ飲料もお砂糖が入っているので、運動後、唾液が出にくいときにはとても危険です。なるべく麦茶・お茶・水などを選ぶようにしましょう。
虫歯のない(治療をしていない)白い歯は宝物といっても過言ではありません。
子供達の歯と健康を守るため、小さな頃から良い食習慣を身につけられるようにしてあげて下さい。

『虫歯と食生活について』
同じ量のお菓子を1回で食べきってしまう食べ方と、数度に分けダラダラ時間をかけて食べる食べ方では、どちらが虫歯になりやすいでしょうか?
答えは、ダラダラ食べる食べ方です。
甘いものを食べすぎると虫歯になる…と思われる方が多いですが、実は量より食べ方に問題があるのです。
ムシバ菌は「糖」(※)をとりこんで酸を作り歯を溶かします。
(※糖とは砂糖だけのことではありません。果物の果糖や、乳製品の乳糖、ご飯やパンや肉・魚などに含まれるブドウ糖など、全てバイ菌のエサになるのです)
食事の度に酸によって、目に見えない世界で歯は溶かされているのですが(脱灰)、唾液の働きにより溶け出した歯にミネラルが戻り歯は修復されます。(再石灰化)
脱灰した後、再石灰化する時間がしっかりとれていればいいのですが、ダラダラ食べ続けると、脱灰ばかりが進み、再石灰化する時間が無くなってしまうため、歯は溶けっぱなしになるのです。
ダラダラ食べたり、ダラダラ清涼飲料水を飲んだりしていると、虫歯になる危険が高くなります。
規則正しい食生活は虫歯予防の第一歩です。
是非心がけて下さい。

『ムシバは感染る(うつる)病気です』
産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはムシバ菌はいません。
では、ムシバ菌はどこからやってくるのでしょう?
実はムシバ菌は、赤ちゃんの周りの菌を持った人の唾液から感染するのです。
特に1歳半から3歳の間は感染のピークです。
ムシバ菌の感染時期が早いほど、また、周りにいる方(感染させる可能性のある方)のムシバ菌が多いほど、お子さんが将来ムシバになる確率は高くなります。
- ムシバ菌の感染から子供の歯を守るために、周りの保護者の方はどんなことに気をつけたらいいでしょう?
- ①お母さんや周りにいる保護者の方のお口の中を清潔にし、ムシバ菌を減らす。
- *ムシバは治療する。
- *おうちでのケアに加え、歯科医院で定期的なクリーニングを受ける。
- ②口移しでものを食べさせない。
- ③食器の共有をしない。
- ④キシリトールを利用する。
ムシバ菌感染を恐れてスキンシップ不足になる必要はありません。
周りの保護者の方々のお口の中の環境を良くしておく(ムシバ菌を減らしておく)ことが大切なんですね。
また、ムシバ菌に感染したら必ずムシバになる・・・というわけではありません。
ムシバはムシバ菌以外に、食生活やケア、唾液の状態など、様々な要因がからんでできる病気だからです。
食生活における注意事項などについては、またの機会にお話ししたいと思います。

『キシリトールの虫歯予防効果』
イチゴの美味しい季節ですね。
イチゴにはキシリトールが含まれている事をご存じですか?
キシリトールは自然界に多く存在している天然素材の甘味料です。
キシリトールは甘味料ですが、虫歯の原因にならないだけでなく、虫歯の発生を防ぐ効果があります。
- キシリトールの虫歯予防効果
- 口の中で虫歯の原因となる『酸』を作らない
- プラークの量を減らし、つきにくくする
- ミュータンス菌(虫歯の原因菌)を減らす
- 再石灰化(溶けかけた歯を再生する働き)を助ける
キシリトールを利用した製品にはガムやタブレット、歯磨剤などがあります。
ガムやタブレットは長くお口にとどまるのでキシリトールの虫歯予防効果を高めます。
キシリトール製品を利用するときは、『シュガーレスである』ことと、『糖質中のキシリトールの割合が50%以上である』ことをご確認下さい。
『正しいブラッシング』『フッ素入り歯磨剤』『正しい食生活』『定期検診』に加え、キシリトールを上手に利用する事で、虫歯予防効果が高まります。
キシリトールを上手に利用し、お口の中の健康を守っていきましょう!
